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2021/11/11

真珠のキズについて

「天然キズ」と「加工キズ」ないから=美しい真珠とは言えない理由
真珠のキズについて

真珠を語る上で「キズ」という言葉は避けて通れず、当ホームページでの真珠のご紹介でも沢山登場しますのでここで真珠のキズに関してご説明します。

まず、はじめに真珠にキズはつきものであり、キズがないものは大変な希少品であるという事、しかしキズが無い=美しいという訳ではないと言う事をお話ししておきます。

キズが付き物と言うとがっかりされるかもしれません。

でも人の見た目に個人特徴があるように、生きた貝から採れる真珠もまたそれぞれ特徴があり、それをキズと一括りで呼んでいるものなので、避けなければいけないものもあれば、キズの種類や大きさによっては気になさらなくても良い場合も多々あります。

大切なのはキズがあっても無くても、きちんとご説明をすること。またジェイシーバールではキズが無くてもテリが悪い真珠をオススメする事はありません。

 

「天然キズ」と「加工キズ」

キズと呼ばれるものは大きく分けて以下の2つに分けられます。


①「天然キズ」

貝の中で成長する間に出来たもの

②「加工キズ」

貝から取り出した後加工段階でついたもの

 

ジェイシーバールでは「天然キズ」は自然の証でもあるものとして扱いご紹介しています。


当然の事としてホームページでご紹介する写真などもキズを隠すような補正は一切せず、そのままの姿を掲載しており、商品説明などにも出来る限りその特徴も記載しています。


尚、「加工キズ」があるものは現時点で美しさを損なうだけでなく経年劣化に繋がる要因として避けなければならないものとして取り扱っておりません。

 

「天然キズ」「加工キズ」はシワと怪我の違い

人間に置き換えると「加工キズ」は外的要因で負った怪我のようなものです。


但し、真珠の加工キズは人の傷のように治癒せずむしろ、悪化する可能性があるので取り扱いません。

 

対して「天然キズ」はシワやシミ、ホクロなど生きている上で生まれる前、成長の段階で出来た一種の特徴と考えるとわかりやすいと思います。


ホクロやシワが何故できるのかをひとつひとつ説明出来る人がいないように、真珠の天然キズもまた要因を明確にすることは残念ながら出来ません。

 

それが美しさを損なうかと言うと必ずしも、そうではありません。キズがあっても美しい真珠は沢山あります。


例えば、肌がとても綺麗だけど特徴的なホクロがある、年齢を重ねてシワは出来たけどそれもまたその人の雰囲気をよく感じさせるなど、自然美と同じ事です。

真珠は宝石でありながら、生きた貝の生態によって生み出される(天然・養殖問わず)もので、これを知った上で真珠を見るとテリが良く、艶やかな珠にキズが無いものがいかに希少で価値があるかを感じて頂けると思います。

普通は存在するキズが少なければ少ないほど真珠の場合は珍しいものとして高く評価されます。同時に他の条件が同じなら、キズが無い方が更に美しさが際立つ事は間違いありません。


ジェイシーバールでは、ただキズが多い少ないと言う判断ではなく、こういった種類やそれぞれの珠の他の美しさの要素を加味し品質の判断をしております。


今回は真珠のキズについてご紹介しました。真珠やパールジュエリーに関するご質問がございましたら、当ホームページのお問合せ又は公式LINEからお気軽にお寄せ下さい。

写真/文・嶋 直樹
(一社)日本真珠振興会 認定 スペシャリスト
(一社)日本ジュエリー協会1級 ジュエリーコーディネータ―

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