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真珠のカタチについて

変形真珠の種類とその理由そして選び方
真珠のカタチについて

真珠のカタチは母貝の種類に限らず、真円により近いものが価値があるとされます。

ただ、これには一つ重要な条件があります。

それは真珠層がある程度厚い事です。

ここでは真珠のカタチの違いは真珠層の厚さによるもので、変形が価値がないわけではないと言う事をご紹介します。

丸いイメージが強い真珠

まず丸いイメージが強い真珠ですが、実際はラウンド、オーバル、ボタン、ドロップ、バロック、サークルなど様々です。

あこや真珠の場合は、ラウンド、セミラウンド、セミバロック、バロックの4つに大別されます。

現代の養殖真珠を簡単に説明すると、真珠の体内に丸い核を入れてその周りに真珠層を約1~2年かけて分泌させていきます。

とはいえ、思うように簡単にはいかず実際はほとんどが片方に偏ったり歪なカタチになり、厚ければ厚い程キズやサークルの出現率も高くなります。

丸い真珠は奇跡の一粒

また、真珠養殖の技術が発明される前、天然真珠の時代には、まん丸の核は入っておらずカタチは完全に貝任せ。

そのため丸いものは奇跡の一粒として大変な価値がありました。

その名残も真円の真珠が高く評価される理由のひとつです。

丸に近ければ近い程、希少で高価にはありますが、ただ丸ければ美しいというものではありません。

丸くても真珠層がない薄巻き珠は輝かず高い評価も得られません。

変形珠のペンダントネックレス

対して、真珠層がしっかりと厚い変形珠は強いテリと個性を備えた真珠として評価されます。

私自身、このような真珠はとても魅力を感じます。

ジェイシーバールがご紹介する真珠の基準としても、真珠層が厚くい変形珠は個性的な真珠としてご紹介しても、薄巻き珠はまず扱いません。

真珠は単純にひとつの要素で語り切れず、テリや巻きのことも交えてのお話となりますがこれこそが真珠の楽しみです。

当ホームページでは、魅力的な変形真珠もご紹介しますので是非その魅力に触れてみてください。

写真/文・嶋 直樹
(一社)日本真珠振興会 認定 スペシャリスト
(一社)日本ジュエリー協会1級 ジュエリーコーディネータ―

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